羊と鋼の森(文藝春秋)

北海道で育った何のとりえもない平凡な主人公が高校の体育館のピアノに調律にきた調律師のピアノの音色に魅せられて
いつしか調律師を目指し、ひたすら努力して良い音を追求して
いく物語です。

 

タイトルの「羊」はピアノのハンマー、「鋼」は弦、主人公がピアノという「森」(人生の森)に入りこんでいくという意味があります。" "おすすめする理由の一つは2016年に本屋大賞を受賞し、たくさんの人に愛された本であるということ、2018年に映画化されるので
話題性があり、読んでおいて損はない作品だからです。

 

この物語の主人公が天才ではなくて普通の人というのもとても共感できると思います。
普通の人だからこそひたすら努力する主人公の姿に私達もがんばろうと励まされます。
しかし何よりおすすめしたい点はピアノに興味のない人でも作者の書くピアノの音にひきこまれてしまうという表現力です。
本来は耳で聞く音がここまで文章で表現できるのかという驚きを体験してほしいのです。
しかも弾く人それぞれの音色を書きわけているのも素晴らしいです。
ぜひ文章の音楽を味わってみてください。